精神障害について, 啓発


はじめに

「精神障害者」と聞くと、多くの方が統合失調症を思い浮かべるのではないでしょうか?
実際、統合失調症では、妄想や幻覚、考えがまとまらない思考などが症状として現れます。
👉 統合失調症について(国立精神・神経医療研究センター)

けれど、統合失調症の方が「身近にいる」と感じている人は少ないかもしれません。
それは双極性障害にも言えることです。
双極性障害の人が身近にいるという方も少ないのではないでしょうか?

そうです、私たちは少数派なのです。
目に見えない、わかりづらい、気づかれにくい――それが精神障害の特性です。

なお、発達障害・不安障害・適応障害も精神障害に含まれます。
「見えにくい障害」こそ、社会が知る努力が求められると感じています。


双極性障害Ⅰ型・Ⅱ型の違いとは?

双極性障害にはⅠ型とⅡ型のタイプがあります。
Ⅰ型は激しい躁状態を伴い、生活に大きな支障が出ることがあります。
👉 双極性障害(Ⅰ型)について(てらすクリニック)

一方、Ⅱ型は比較的穏やかな軽躁状態と、深いうつ状態を繰り返すタイプです。
👉 双極性障害Ⅱ型とは?(心プレ訪問看護ステーション)

私はⅡ型であったため、「いつもよりちょっと調子がいいな」と感じる程度の軽躁で済んでしまい、受診のきっかけを逃していました。
その結果、主治医も長くこの病気であることに気づきませんでした。


精神障害のある人が正社員として働くことの難しさ

精神疾患がある人にとって、特に正社員として働くことは非常にハードルが高いです。
長時間勤務やコミュニケーション、突発的な対応など、症状とぶつかることが多いためです。

そこで重要になるのが「合理的配慮」です。
企業や社会が以下のような支援を行うことで、働き続けることが現実的になります。

合理的配慮の例:

  • 勤務時間やシフトの柔軟な調整
  • 通院・服薬のスケジュールへの配慮
  • 業務負荷の軽減や段階的な作業量の増加
  • 静かな職場環境の提供
  • 定期的な面談やメンタルチェックの導入

こうした配慮があれば、私たちは「働きたい」という気持ちを行動に移すことができるのです。


私が発信を始めた理由

私自身、現在は「就労移行支援」という制度を利用して社会復帰を目指しています。
👉 就労移行支援とは(ココルポート)
👉 双極症と就労移行支援(あしたのクリニック)

支援制度にたどり着けた私は、まだ「やり直せる可能性」に触れています。
でも、世の中には同じような悩みを抱えながらも、社会福祉の制度を知らずに苦しんでいる人もいます。


デイケアや作業所でがんばっている仲間たち

私の周囲には、精神科のデイケアや作業所(就労継続支援事業)で懸命に生きている仲間がたくさんいます。

👉 精神科デイケアとは(こころみクリニック)

こうした仲間たちも、社会に貢献しようと努力しています。
ただ表に出ていないだけで、懸命に日々を生きているのです。

「私たちも頑張ってるよ」
「しんどいけど、社会の一員として生きてるよ」

そんな声を、もっと届けたい。


おわりに

私は、このブログを通して社会とつながろうとしています。
そして、同じように頑張っている仲間たちに「一緒にがんばろう」と伝えたい。

声をあげるのは怖いこともあります。
でも、どこかにいる誰かがこの言葉に励まされることを願って、
私はこれからも発信を続けていきます。


※この記事が誰かの励みになったら、ぜひシェアやコメントをいただけると嬉しいです。


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