title: 精神障害は「見えないだけ」。だからこそ伝えたい日常のしんどさ
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精神障害は「見えないだけ」。だからこそ伝えたい日常のしんどさ
はじめに
車いすに乗っている方、松葉杖をついている方、白杖(視覚障害者用の杖)を持っている方。
これらは、見ただけで「障害がある」と誰もがわかります。
でも、私たち精神障害者はどうでしょうか?
普通に歩き、普通に話し、普通に振る舞っているように見えるかもしれません。
だからこそ、「しんどさ」が伝わらないのです。
見えづらいハンディとは?
精神障害者の困難は、目に見えないぶん、理解されにくく、支援が届きにくいことがあります。
以下に、日常で直面しやすい「見えないハンディ」をいくつか挙げてみます。
感情の起伏をコントロールできない
- 理由もなく涙が止まらない
- 突然気分が沈み込み、動けなくなる
- 楽しみにしていた予定でも急に行けなくなる
思考や集中力が続かない
- 数分で思考が途切れてしまう
- 文章が頭に入ってこない
- 忘れっぽくなる(認知機能の低下)
人と関わることが怖い・疲れる
- 普通の会話でも緊張してしまう
- 「変な人だと思われたらどうしよう」と常に不安
- 人混みの中にいるだけでパニックになりそう
毎日の生活動作が困難になることもある
- 起き上がれない、顔を洗えない、食事を作れない
- 電車に乗れない、電話に出られない
- 気分が落ちているときには、すべてが「重すぎる」
「サボっているわけではない」のに伝わらない
外見が普通だからこそ、「なぜ働かないの?」「甘えてるだけじゃないの?」
と誤解されてしまうことがあります。
でも、私たちは「サボっている」のではありません。
本当に、心が、身体のように動かない日があるのです。
だからこそ、ブログで伝えたい
私は、そういった見えないしんどさを少しずつでも言葉にしていきたいと思い、
このブログを始めました。
- 自分のために
- 同じように悩んでいる誰かのために
- そして、見えない障害を知らない人に届くように
「普通に見える」人の中にも、想像を超えるしんどさを抱えている人がいます。
だから、どうか「わからないこと」を、怖がらずに知ろうとしてほしい。
おわりに
精神障害は、「見えないだけで、確かに存在する障害」です。
そして、誰だってなり得るものです。
「元気に見えるから大丈夫」ではなく、
「わかりにくいからこそ、想像してみる」――
そんな優しさが、ほんの少しでも広がったらと思います。
ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
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