ドラマ「ちはやふる」第5話を見て感じたこと――“何かに出会いたかった”あの頃の自分へ
title: ドラマ「ちはやふる」第5話を見て感じたこと――“何かに出会いたかった”あの頃の自分へ
categories: [エンタメと心, 振り返り]
中高一貫・進学校育ちの私が「ちはやふる」を観て涙した理由
私は小学生の頃から進学塾に通い、中高一貫の進学校へ。
そしてそのまま、誰もがうらやむような有名私立大学の理系学部に進学しました。
けれど――振り返ってみれば、
「勉強」以外、何にも打ち込んできませんでした。
中学時代は帰宅部。
学校が終われば塾へ直行。
高校でも部活や文化祭とは無縁で、淡々と勉強に時間を費やしました。
大学でも、抑うつ状態の影響でサークルに入ることすらできず、
結局、学生生活の思い出といえば、ただ講義を受けて帰る毎日。
恋愛なんて遠い世界で、
正直、これまでの人生で人とお付き合いしたことも一度もありません。
ちはやふるの第5話が、心の奥を揺さぶった
そんな私が、映画も観ていた「ちはやふる」のドラマ版が始まったと知り、嬉しくて観始めました。
中でも第5話は、胸が締めつけられるほど感情が揺れました。
主人公が言う
「楽しいなあ、終わってほしくないなあ、もっと早く巡り合いたかった」この言葉が、ずっと頭から離れないのです。
ちはやたちは「本当にやりたいこと」「かけがえのない仲間」に出会い、
ともに笑い、ともに泣き、全力で何かに打ち込んでいます。
ああ、私もそんな青春がしたかった。
私の学生時代には、あんなふうに心から「楽しい」と思える時間はなかった。
「何かに出会いたかった」と、今でも思う
あの頃、私には目の前の課題(=受験)しかありませんでした。
だから、ちはやのように夢中になれるものや、共に走る仲間に憧れがあるのです。
「私も、何かに出会いたかった」
「あのとき、私の人生にも、かるたのようなものがあれば…」
きっと、同じように感じる人は少なくないと思います。
でも――健康を取り戻した“今”こそが、私のスタート地点
そう思いながらも、私は後悔だけで立ち止まらないことにしました。
なぜなら、今の私は…
健康を取り戻すことができたからです。
双極性障害の波に飲まれ、抑うつに沈み、入院も経験し、自殺企図すらした。
でも、今の私は、
朝6時に起きて愛犬と散歩に出かけられるくらい、回復しました。
そして思うのです。
健康であれば、何歳からでも “青春” は始められる。
何かに出会い、夢中になれることは、年齢に関係ない。
そう信じて、私は今、ブログを書いています。
おわりに:青春は、いつからでも始められる
「ちはやふる」は学生時代の物語です。
でも、そこに描かれている“打ち込むことの尊さ”や“仲間との絆”は、
何歳になっても、心を揺さぶる普遍的なテーマだと思います。
私も、健康を取り戻せた今、
少しずつ「打ち込めること」を探し始めています。
それがこのブログであり、日々の暮らしの中の小さな喜びです。
「もっと早く出会いたかった」
それでも――
今、出会えたことが幸せだと思えるように。
この記事が、同じように何かを探している誰かの背中を、
そっと押すことができたなら嬉しいです。
コメントを残す